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vmdkとwic.vmdk

お世話になっております。
Bitbake実行後に生成されたイメージに関しての質問です。

Mortyで以下のような定義をmachine.confに記載してvmdkを出力していました。
IMAGE_FSTYPES = "vmdk"
上記をVirtualBoxで起動させて使用できることは確認していました。

その後、yoctoのベースをrockoまでアップデートし、
IMAGE_FSTYPESの仕様が変更になっていたため、以下のように記載を変更しました。
IMAGE_FSTYPES = "wic.vmdk"
そうしたところ、VirtualBoxでmortyでうまくできていたやり方で起動させようとすると、
no bootable medium
と表示されてしまい起動できない様子です。

Vmdkとwic.vmdkに何か差異があるかご存知でしょうか?

VirtualBoxを用いた起動手順は以下です。
1.VirtualBoxを起動させる
2.右上の「新規」を選択
3.名前を適当に設定して(e.g. hogehoge)、タイプとバージョンを以下に設定して次へ
タイプ:Linux
バージョン:Other Linux(32-bit)
4.メモリーのサイズを設定(適当)
5.ハードディスクは「仮想ハードディスクを追加しない」を選択。作成を押すと警告が出ますが「続ける」を選択
6.VirtualBoxマネージャーで左側の一覧から生成したマシンを右クリックで設定を選択
7.ストレージを選択して、ストレージデバイスの設定の下のほうにある追加削除のためのアイコン(4つならんでいるやつ)の内、一番左を選択し、
「SATAコントローラを追加」を選択
8.追加されたSATAで、ハードディスクにプラスマークの付いたアイコンを選択し、先ほど用意したvmdkを追加する
9.ここまでできたら起動させる。

よろしくお願いいたします。

下記URIに記載されているように、仮想ディスクイメージの指定がYocto2.4以降で変更となっています。
https://www.yoctoproject.org/docs/3.0/ref-manual/ref-manual.html#migrati...

VirtualBox用の仮想ディスクイメージを生成する場合は、下記URLにあるように、"wic.vdi" を指定する必要があります。
https://www.yoctoproject.org/docs/3.0/ref-manual/ref-manual.html#ref-cla...

返信ありがとうございます
wic.vdiがVirtualBox向けのイメージ出力オプションなのをドキュメントで確認しました。
試しにオプション変更してwic.vdiを出力させ、最初に記載させていただいた起動手順で起動させましたが、
no bootable medium
が依然として出ています。

出力させるファイルの形式があっているのであれば、
出力させているファイル自体がmorty->rockoで何か影響を受けているのかなと考えています。

一番関係ありそうだと推測しているのは
使用しているアーキテクトではないかと思い記載させていただきます。

出力させるイメージですがmachine.confで以下のような定義を利用しています。
include conf/machine/genericx86.conf
MACHINEOVERRIDES =. "genericx86:"

記載させていただいたアーキテクトやそれ以外の点で
チェックすべき点あればご教授いただけないでしょうか。

よろしくお願いいたします。

2.2/2.4 ともに生成されているディスクイメージファイルをqemu-convertコマンドを使用して変換していますが、
ディスクイメージの生成が別の機構を使用して行っています。
2.4は、IMAGE_FSTYPES に、wic.vmdk と指定されているように、wicの機構を使用してディスクイメージを生成しています。
wicの設定ファイルは、meta-yocto-bsp/wic/genericx86.wks を使用する設定となっています。(genericx86の場合)
対して2.2の場合は、live-cd の生成と共用の機構にてディスクイメージを生成しています。
起動に成功しているYocto2.2の構成(実機で確認)と、起動できない2.4の変換前のイメージを比較して、genericx86.wksを置き換えるファイルを作成しては如何でしょうか?

お世話になっております。
返信いただいてから間空いてしまい申し訳ありません。

表題の件、解決しました。
morty->rocko間でbootがsyslinuxからgrubに変更になっており、
virtualboxで起動させる際の設定で「EFIを有効にする」が外れていたのが原因でした。
設定->システムから「EFIを有効化」で無事に起動できるようになりました。

なので、出力されているイメージは正しかったです。

お手数おかけいたしました。
また何かありましたら何卒よろしくお願いいたします。