2023年5月5日にリリースされたYocto4.2 (Mickledore)の2回目のポイントリリース4.2.2公開のアナウンスが2022年7月20日付けでありました。

当初予定より2日早く7月8日版を利用し、7月10日にQA開始、7月15日にQA完了、TSCによるQA結果の確認を経て1日早い7月20日にリリースとなっています。

今回の更新では、26個のCVEのFIXの他、linux-yocto は、5.15.118　/ 6.1.35 へのバージョンアップを含む更新が行われています。

7/8以降次のリリースに向けて、NVDのデータベースv2へのアクセス方法の改良（タイムアウト対策を主体）を目的としたコミットが既に行われています。

次のポイントリリース4.2.3 は　2023/8/28にQA開始、2023/9/8 のリリースを予定しています。

本リリースの詳細は以下のURLでご確認ください。
https://lists.yoctoproject.org/g/yocto-announce/message/283

2022年4月にリリースされたYocto4.0 LTS (Kirkstone)の11回目のポイントリリース4.0.11公開のアナウンスが2023年7月4日付けでありました。
当初予定より3日早く6月23日版で構築、QAは7月3日に完了、TSC Teamのチェックを経て、予定より3日早く早く7月4日のリリースアナウンスとなりました。

今回のリリースでの主な変更点：
　　〇 CVEに登録された脆弱性への対応
　　〇 カーネルは 5.10は. 5.10.175から5.10.180へ、5.15は 5.15.108 から 5.15.113 へアップグレード

　　リリースアナウンスの時点で、次のポイントリリースに向けてのコミットが複数行われています。
。

次のポイントリリース4.0.12 は 2023/08/07 版で構築、QA後の2023/08/18 のリリースを予定しています。

本リリースの詳細は以下のURLでご確認ください。
https://lists.yoctoproject.org/g/yocto-announce/message/282

一昨年4月にリリースされたYocto3.1LTS(Dunfell)の26回目のポイントリリース、3.1.26公開のアナウンスが 2023年6月28日付けでありました。

予定より2日早い6月17日版で構築、6/22にQA完了、TSCの承認を経て予定より2日早く、6月28日 にリリースされています。

今回のリリースでは、CVEへの対応、UpStreanでのアップデート対応の他、linux-yoctoに対するNVDのデータベースに未反映のFix済CVEがignore-listに追加され、linux-yoctoのunfixedは、実際に未対応のもののみ表示されるようになりました。
kernelは5.4.237 から 5.4.243 にアップデートしています。

6/29 9:00 現在、次回リリースに向けてコミットは始まっており、CVEのFIXの他、cve-checkで参照するNVDのデータベースが、現在のフォーマットでの提供が2023年末で終了となることへの対応が入っています。

次のバージョン 3.1.27 は 2023/07/31版で構築、2023/8/11リリースの予定となっています。

本リリースの詳細は以下のURLでご確認ください。
https://lists.yoctoproject.org/g/yocto-announce/message/281

2023年5月5日にリリースされたYocto4.2 (Mickledore)の1回目のポイントリリース4.2.1公開のアナウンスが2022年5月29日付けでありました。

当初予定より2日早く5月19日版で構築され、QAを問題無くパスしたため4日早い5月29日にリリースとなっています。
今回のリリースは、4.2リリース版が2023/4/22のコミットを使用となったため、更新されたものは通常に比べて少なくkernelバージョンの変更はありません。

次のポイントリリース4.2.2 は 2023/7/10 版で構築、QA後の2023/7/21 のリリースを予定しています。

本リリースの詳細は以下のURLでご確認ください。
https://lists.yoctoproject.org/g/yocto-announce/message/279

2022年4月にリリースされたYocto4.0 LTS (Kirkstone)の10回目のポイントリリース4.0.10公開のアナウンスが2023年5月24日付けでありました。
当初予定より3日早く5月12日版で構築、QAは5月18日に完了、TSC Teamのチェックを経て、予定より2日早く早く5月24日のリリースアナウンスとなりました。

今回のリリースでの主な変更点：
　　〇 CVEに登録された脆弱性への対応
　　〇 カーネルは 5.15.103 から 5.15.108 にアップグレード
　　〇 linux-yocto に対して、Upstreamで対処済であるにも関わらずNVDのデータベースに反映されていないFixに関して、cve-check実行時に対処済であることが判るようにcve-exclusion.inc　ファイルに記載

　　リリースアナウンスの時点で、5月12日以降 次のポイントリリースに向けてのコミットは行われていません。

次のポイントリリース4.0.11 は 2023/6/26 版で構築、QA後の2023/7/7 のリリースを予定しています。

本リリースの詳細は以下のURLでご確認ください。
https://lists.yoctoproject.org/g/yocto-announce/message/278

一昨年4月にリリースされたYocto3.1LTS(Dunfell)の25回目のポイントリリース、3.1.25公開のアナウンスが 2023年5月12日付けでありました。

予定より5日早い5月3日版で構築、QAを経て予定より7日早く、5月12日 にリリースされています。

今回のリリースでは、CVEへの対応、UpStreanでのアップデート対応の他、SBoMに対応したSPDXを生成するcreate-spdx2.2.bbclassのバックポートが含まれ、dunfellでもSBoMの生成が可能となりました。
kernelは5.4.230 から 5.4.237 にアップデートしています。

5/15 9:00 現在、5/2以降のコミットは行われていません。

次のバージョン 3.1.26 は 2023/06/19版で構築、2023/6/30リリースの予定となっています。

本リリースの詳細は以下のURLでご確認ください。
https://lists.yoctoproject.org/g/yocto-announce/message/277

Yocto Project から　Yocto4.1.4(Langdale) 公開のアナウンスが2023年5月12日付けでありました。
2023/04/28版で構築が行われQAを経て予定されていた5月13日より1日早くのリリースとなっています。

今回のリリースでは、従来同様CVEの対応及びレシピのアップデートの他、kernel.orgでリリース後に対応したCVEがcve-check実行時に反映されるようになりました。　
linux-yocto_5.15 は、5.15.108 にアップデートされています。（5.19は据え置き）

LTSとLTSの間にリリースされたバージョンのため、今回のリリースでYocto Projectとしてのメンテナンスは終了となります。

本リリースの詳細は以下のURLでご確認ください。
https://lists.yoctoproject.org/g/yocto-announce/message/276

Yocto Project から　Yocto4.1(Mickledore ) 公開のアナウンスが2023年5月5日付けでありました。

当初は、4月3日版で構築、QA後の4月28日にリリース予定でしたが、QAテスト中に複数の問題が発生し対応を行った4月22日版で構築されたRC3がQAを経てリリースされています。
4月22日以降、git.yoctopeoject.org 上ではリリースに合わせたドキュメントの更新が行われています。
・kernel LTSカーネル6.1.25 及び5.15.108が提供されています。
・glibc は。2.37 が提供されています。
・開発ホストでは。Python3.8 及びgcc8.0 以降が必要となります。

今回のリリースは、LTSとLTSの間でのリリースで幾つかの機能追加が行われています。
一部を紹介しますと、
・bitbakeの機能追加
・rustの構築に関する機能追加
・サポートアーキテクチャとして、 LoongArch　の追加
・x86-64-v3　　tune の追加
・gtk4の追加　(meta-gnomeから移動)
・32bitアーキテクチャ向けのY2038対応の追加
といったものがあります。
より詳細な情報につきましては、弊社ブログ　https://www.lineo.co.jp/blog/yocto/ 5月号にてお知らせします。

次のポイントリリース 4.2.1 は 2023年5月22版で構築、QA後の2023年6月2日を予定しています。

本リリースの詳細は以下のURLでご確認ください。
https://lists.yoctoproject.org/g/yocto-announce/message/275

2022年4月にリリースされたYocto4.0 LTS (Kirkstone)の9回目のポイントリリース4.0.9公開のアナウンスが2023年4月22日付けでありました。
当初予定より1日遅れの4月11日版で構築、QA後の4月22日にリリースアナウンスとなりました。

今回のリリースでの主な変更点：
　　〇 CVEに登録された脆弱性への対応
　　〇 カーネルは 5.10.160/5.15.91から5.10.175/5.15.103 にアップグレード
　　〇　bitbake/devtool といったツールの不具合対策
　　〇　いくつかのレシピのアップデート

　　リリースアナウンスの時点で、4月11日以降 次のポイントリリースに向けて既に複数の脆弱性対策を含んだコミットが行われています。
　　・binutils : CVE-20230-1579
　　・curl: CVE-2023-27533 CVE-2023-27534
　　・tiff: CVE-2022-4645
　　・go; CVE-2022-41724 CVE-2022-41725

次のポイントリリース4.0.10 は 2023/5/15 版で構築、QA後の2023/5/26 のリリースを予定しています。

本リリースの詳細は以下のURLでご確認ください。
https://lists.yoctoproject.org/g/yocto-announce/message/274

※上記アナウンスでは、opensslのcve-2022-2879 が Security Fixesに含まれていますが、Yocto4.0.7に先行してバックポートパッチが適応され、既に対応されていたため、下記のFixeedでは除外してあります。

一昨年4月にリリースされたYocto3.1LTS(Dunfell)の24回目のポイントリリース、3.1.24公開のアナウンスが 2023年3月22日付けでありました。

予定より5日早い3月15日版で構築、QAを経て予定より9日早く、3月22日 にリリースされています。

今回のリリースでは、CVEへの対応、UpStreanでのアップデート対応、bitbakeやbusyboxの構築時のbug fix 等もが含まれています。
kernelに関しては5.4.230で変更はありません。

3/22 17:00 現在、3/15以降のコミットは行われていません。

次のバージョン 3.1.25 は 4.2のリリース後の2023/05/8版で構築、2023/5/19リリースの予定となっています。
3.1.24 から、ubuntu-22.04 fedoro-36 almalinx-8,7 が　構築確認対象バージョンに追加されています。

本リリースの詳細は以下のURLでご確認ください。
https://lists.yoctoproject.org/g/yocto-announce/message/273