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Yocto2.5の新機能 その1


現在4月末にリリース予定(延期の可能性もあります)のYocto2.5(Sumo)のリリース候補版の評価をおこなっています。
数回に別けて、新規に追加された機能を紹介していきたいと思います。

LAYERSERIES変数の追加
この変数は、conf/bblayers.conf に登録されている各レイヤーのconf/layer.conf に記述する変数で、layerの各レシピが
yoctoのどのバージョンと互換性を持つのかを記述可能となっています。

OpenEmbedded Layer Index で Branch master で検索によってヒットしたレシピやレイヤー、喜んで取得したものの
古すぎて使えなかったという経験をされた方も多いと思います。
#OpenEmbedded Layer Index ↓
http://layers.openembedded.org/layerindex/branch/master/layers/

Yocto2.5から、LAYERSERIES変数が設定されていないlayerを conf/bblayers.conf に含んだ状態でbitbakeを実行した
場合、warningを出して確認を求めるような仕様変更が行われています。
http://lists.openembedded.org/pipermail/openembedded-core/2018-April/149...

pokyにて配布するpoky/meta に含まれてない基本的なレシピ(日本語のフォント等も提供されています)を集めた
base layer の meta-openembedded/meta-oe では、4月13日付けで対応が行われ、現在branch master で取得可能な
レイヤーは sumo 互換であることが確認できます。

chromiumのレシピが含まれるmeta-browser レイヤーについては4/7付けで対応が行われており、現在のbranch master
は、rocko/sumo の2バージョン対応となっています。
https://github.com/OSSystems/meta-browser/commit/2b9134ff33c4680ee0f52a3...