This service is available only in Japanese-language.
社内からの問い合わせとなります。
linux-imx のカーネルのコンフィグレーションの変更を ・ bitbake linux-imx -c menuconfig で実施して、 ・ bitbake linux-imx -c diffconfig で作成されたfragment.cfg を使用したbbappendを作っても 実際のビルド時に反映されません。
yakuhito
2021/3/24 (水) 16:33
linux-imx の場合、copy_defconfig というタスクが追加されており、fragment.cfg を使用してdefconfig を変更しても その後上書きされてしまっています。 以下の手順で、copy_defconfig で使用するファイルに差分を追記することで、変更が反映されるようになります。
1. copy_defconfig タスクでどのファイルがコピー元してい使用されているのか確認する vi tmp/work/imx8mmevk-poky-linux/linux-imx/5.4-r0/temp/run.do_copy_defconfig (今回はarch/arm64/configs/imx_v8_defconfig でした)
2. menuconfig / diffconfig を実行して差分ファイルを作成する bitbake linux-imx -c menuconfig bitbake linux-imx -c diffconfig
3. devtool modify を起動して、ソースの編集をおこなう devtool modify linux-imx
4. copy_defconfig の書き込み元ファイルにfragment.cfg を追記する cat tmp/work/imx8mmevk-poky-linux/linux-imx/5.4-r0/fragment.cfg >> \ workspace/sources/linux-imx/arch/arm64/configs/imx_v8_defconfig
5. 更新ファイルを確認 cd workspace/sources/linux-imx/ git status
6. 変更内容をインデックスに追加する git add arch/arm64/configs/imx_v8_defconfig
7. 変更内容をコミットする git commit -m "変更理由"
8. bbappend を保存するレイヤーを指定して、devtool finish を実行する devtool finish --force linux-imx 保存先レイヤーのPATH
以上の手順で、copy_defconfig のコピー元となるファイルへのパッチが生成され 変更が反映されたカーネルが生成されることを確認しております。
yakuhito
2021/3/24 (水) 16:33
追加されているタスクが影響しています。
linux-imx の場合、copy_defconfig というタスクが追加されており、fragment.cfg を使用してdefconfig を変更しても
その後上書きされてしまっています。
以下の手順で、copy_defconfig で使用するファイルに差分を追記することで、変更が反映されるようになります。
1. copy_defconfig タスクでどのファイルがコピー元してい使用されているのか確認する
vi tmp/work/imx8mmevk-poky-linux/linux-imx/5.4-r0/temp/run.do_copy_defconfig
(今回はarch/arm64/configs/imx_v8_defconfig でした)
2. menuconfig / diffconfig を実行して差分ファイルを作成する
bitbake linux-imx -c menuconfig
bitbake linux-imx -c diffconfig
3. devtool modify を起動して、ソースの編集をおこなう
devtool modify linux-imx
4. copy_defconfig の書き込み元ファイルにfragment.cfg を追記する
cat tmp/work/imx8mmevk-poky-linux/linux-imx/5.4-r0/fragment.cfg >> \
workspace/sources/linux-imx/arch/arm64/configs/imx_v8_defconfig
5. 更新ファイルを確認
cd workspace/sources/linux-imx/
git status
6. 変更内容をインデックスに追加する
git add arch/arm64/configs/imx_v8_defconfig
7. 変更内容をコミットする
git commit -m "変更理由"
8. bbappend を保存するレイヤーを指定して、devtool finish を実行する
devtool finish --force linux-imx 保存先レイヤーのPATH
以上の手順で、copy_defconfig のコピー元となるファイルへのパッチが生成され
変更が反映されたカーネルが生成されることを確認しております。