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Yocto開発のフローチャート

今一つ Yocto開発の手順がわからず、機器への持ち込みまでの規模感やスケジュール感がつかめません。
git clone から 機器へのイメージ書き込みまでのフローチャート等上述の感覚がイメージできる
資料はないでしょうか?

HOSTでの構築には結構時間がかかると聞いておりますが、工程毎にどれくらいのhostスペックなら
これくらかかる という様な コスト目安が欲しいです。

Git Cloneを行ってBSPを取得した後のフローチャートに関しては
http://www.yoctoproject.org/docs/2.2/yocto-project-qs/yocto-project-qs.h...
をご覧ください。

構築に関する時間ですが、2つの要因で変わってきます。
1つ目は、構築対象となるパッケージの数
  Qt5等、構築にCPUパワーを必要するパッケージを含む構成の場合、CPUのコア数、搭載メモリで大きく時間が変わってきます。
2つ目は、ソースコードのダウンロードにかかる時間
  特に、kernel.orgからlinux カーネルのソースコードを取得する場合は、1Gバイト以上の転送となり、回線の状況に構築時間が左右されます。

初回の構築は、ソースコードの取得、buildに使用するツールの構築等で時間がかかりますが、
DL_DIRの共有で、ダウンロード済ファイルの再取得の抑止、
SSATATE_CACHEの共有で、同一構成の既存buildの再利用
といった資源共有を行うことで、2回目以降の構築時間の短縮は可能となっています。

弊社にて、通常のビジネスアワーに構築を行った際の例です
Yocto2.2.0  BeagelBoneBlack で、core-image-sato
CPU:Core i7 4790K (最大4GHz) 4Core 8Thread
メモリ:16GB
のスペックのマシンで、約1時間で構築が完了となっています。