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お世話になっております。掲題の件につきましてお尋ねいたします。
かねてよりpokyからwireless-toolsが削除されておりますが、最新のpokyでwireless-toolsを使用したい場合
方法はありますでしょうか。
イメージに組み込むアプリケーションでwireless-toolsのライブラリを使用しているため、引き続き使用したく考えております。
一応、wireless-toolsの後継となっているiwをRDPENDSやCORE_IMAGE_EXTRA_INSTALLに追記しているのですが、iwlib.hが存在せずビルドエラーとなっている状態です。
もちろん、今後のことを考えるとwireless-toolsをiwに置き換えたほうが良いとは思うのですが、wireless-toolsを使用する方法があればご教示いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
yakuhito
2020/8/19 (水) 11:34
過去のレシピを持ち込むことで構築は可能かと
bitbake-layers create-layer で自前のレイヤーを作成し、そのレイヤー内に、recipes-connnectibity/ ディレクトリを作成します。
作成したディレクトリに、Yofto2.5 の poly/meta/recipes-connectivity 以下の wireless-tools ディレクトリの中身をコピーします。
bitbake-layers add-layer で、作成したレイヤーを追加した後、bitbake wireless-tools を実行することで、構築は可能になることを
確認しております。(動作確認までは行っておりませんが……)
soimeme
2020/8/19 (水) 11:48
ご回答ありがとうございます。
yakuhito様
いつもご回答ありがとうございます。お忙しいところ恐縮でございます。
当方も同じ方法で構築できることを確認いたしました。動作としても恐らく問題ないかと思います。
このように過去のレシピを持ってきて構築することは、yocto的には問題ないのでしょうか?
存在しないライブラリであれば、自前でレシピを書いて構築することになるのと同じような形ということでしょうか?
yakuhito
2020/8/19 (水) 16:55
正常に動作するのであれば、問題はないかと
ボードベンダーが提供するBSPでも、過去との互換性を維持するため、wireless-tools がpokyから削除された後に、
ほぼ同一のレシピを提供する例もあります。
問題があるとすると、upstream(この場合は、wireless-tools)の開発が停止している場合に、発見された脆弱性に
対する対処は利用者側で行う必要はあるという点でしょうか。
また、build systemの仕様変更に影響を受けるレシピの場合、そのままでは構築できず、対応に時間がかかる
場合があります。
レシピが存在しないupstreamのソースをレシピ化する場合、
・既存のレシピファイルを参考に、レシピファイルを作成する
・devtoolやrecipetoolといったユーティリティを使用して、レシピファイルを生成する
といった手法をとることになります。
soimeme
2020/8/20 (木) 09:45
ご返信ありがとうございます。
yakuhito様
重ねてご回答いただきありがとうございます。
詳細にご教示いただきありがとうございます。大変参考になりました。